¥17,600







鈴木 都 紫志野ぐい呑
深みのある紫志野釉が、ぐい呑全体を包み込む一碗。
焼成によって生まれた紫褐色の濃淡が、柔らかな陰影となって器の表情を形づくっています。
釉の下には、志野らしい土味と細かな石はぜが現れ、
静かな中にも確かな存在感を感じさせます。
ところどころに覗く灰色の景色や火色が、単調さを避け、見る角度ごとに印象を変えてくれます。
口縁は厚みを残しながらも穏やかな立ち上がりで、
唇に触れた瞬間に、焼物としてのやさしさが伝わります。
酒を含むと釉調は一層しっとりと落ち着き、夜の一献にふさわしい静謐な趣を湛えます。
華やかさではなく、深さで魅せるぐい呑。
使い手の時間とともに、ゆっくりと育っていく志野です。













