昨日、鈴木伸治先生の工房を訪問してまいりました。
銀座黒田陶苑での個展を終えられたばかりの折、
発表された石黒志野の新作に加え、
会場には並ばなかった未発表の小品や茶盌の兄弟作品も拝見する機会を得ました。
白と黒のコントラストが印象的でありながら、
手に取ると驚くほど自然に馴染む感触があり、
静かな緊張感とやわらかさが同居しています。
黒い石を砕いて調合された釉は、
マットな質感の中にほのかな温かみを含み、
細かな凹凸は縮緬のような表情を見せます。
一方で志野の白は、
あえて透明感を持たないやわらかな白として立ち現れ、
そこに宿る緋色とともに、
小さな陶の壁面のような奥行きを感じさせます。
数点を仕入れ、現在店頭にてご覧いただけます。
写真ではお伝えしきれない質感や空気を、
ぜひ実際にお手に取ってご覧いただけましたら幸いです。
なお、20日(祝)は休廊しております。
春の気配の酒器ー徳利と盃 に 掲載しました。



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